BIAS Headをいじっくった
前回BIAS Headが届いたことを記事にしましたが、前回に続き今回もBIAS Headについて。
今回はラインアウトやヘッドフォンアウト、エフェクトループ等についてです。 ラインアウトする場合の環境は、オーディオインターフェイスにRoland Quad Capture、モニタースピーカーにYAMAHA HS50Mという構成になっています。後はmac miniです。
ヘッドフォンはスタジオ映像でよく見るSONY MDR-CD900STです。
動画や音声データをアップしていないので構成はどうでも良い感じですね...。それでは今日の本題。
出力信号は排他的ではない
BIAS Headは出力をセレクトするスイッチがないのでスピーカーアウト、ラインアウト、ヘッドフォンアウト全てを接続すると、キャビネット、モニタースピーカー、ヘッドフォン全てから音が出力されます。但し、キャビネットから出てくる音に対してモニタースピーカー、ヘッドフォンはかなり小さな音量で出力されます。 この状態でモニタースピーカーやヘッドフォンからの出力が小さいなと思い、BIAS Headのボリュームを上げるとキャビネットから爆音が鳴ります。当然近所からクレームが来ると思います。また、ラインアウト、ヘッドフォンアウトを利用する時はキャビネットシミュレーションをONにしないと使える音が出てきません。同時にキャビネットにも出力している場合は、キャビネットシミュレーションした音がキャビネットから出力されるので、当然もっさりした重たい感じの音になります。ラインアウトやヘッドフォンアウトとキャビネットアウトを同時に利用する方はいないという前提なのでしょう。ラインアウトはXLRのバランスと1/4インチTRSのアンバランスに対応しています。
エフェクトループ
エフェクトループはシリアル/パラレルを切り替えるスイッチが背面にあります。ループのON/OFFスイッチやDry/Wetの調整ノブは見当たりません。
同じプリセットでBIAS Ampからの出力とBIAS Headからの出力を比較
ギターをQuad Captureに接続してBIAS Ampから出力した音と、ギターをBIAS Headに接続してラインアウトで出力した音を同じプリセットで聴き比べてしました。 流石にBIAS Headはハードウェアで処理されている部分も多いため、BIAS Ampと比較するとその気にさせてくれる音が出力されます。 BIAS Ampでの出力は音の特徴は同じですが薄っぺらい音がします。 やっぱり一番やる気が出る音はキャビネットに繋いだ時です。
製品版BIAS Headの仕様
BIAS Headのサイトをよく確認すると分かるのですが、プレオーダーのアナウンス時から製品版までに筐体の色(外枠)やノブ、スイッチ、取手のレザーベルトを仕様変更しています。筐体は黒っぽくなってノブはシルバーに、スイッチはSAVEボタンの仕様やトグルスイッチの位置が変わってます。ちょっと間違い探しをしているようでした。
次はMIDI周辺を記事にすると思います。ただ、BIAS Headのサイトを確認する限りではProgram Numberを送信してプリセットを切り替えるだけしか出来ない感じです。